日本美術史の中でも一気に多様化が高まり、さらには世俗性も急激に伴って行った【江戸時代】。浮世絵や春画などをはじめ、工芸の分野でも独自性がでてきた現代美術へ影響を与え始めた時代でもあったようです。
そんな江戸時代の芸術は、近年世界でも注目され人気が高まりつつあります。世界各地の博物館で特別展が開催されている情報も、しばしば耳にしますね。
ニュージーランド出身で、現在オーストラリアのメルボルンにて活動しているイラストレーターの《Andrew Archer》。
作品を見てすぐにわかるように、彼のインスピレーションの源は【シュルレアリスム(超現実主義)】と【江戸時代の芸術】とのこと。それ以外にも旅の中から得たアイディアなどは作品に度々反映されているが、特に目を惹くものは日本的な特色が顕著に出ているものだと思います。
【ストリート感】と【日本絵画】という同じ棚の中に在りながら、出会うことの無かった2つの文化がうまく掛け合わされています。
浮世絵は言うまでもなくシュルレアリスムの要素を多大に含んだ作品が多く、超現実と言わずとも非現実的で、日本独自の文化がよく現れています。海外でも浮世絵の人気は高いようで、影響されているアーティストも少なくないでしょう。
《Andrew Archer》氏がどのような経緯で江戸時代の芸術に影響されたかはわかりませんが、伝統的な手法と構図は残しながらも、自分のセンスで新しいものを創るそのセンスには驚かされます。
via Andrew Archer , tumblr ,
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