【閲覧注意】自由研究もう終わった?ヤモリの骨格標本を作ってみた!

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(※注意!!) 解剖や死体・爬虫類を扱った記事ですので、苦手な方はご注意下さい。

さて8月も終わりが近づき、小学生の皆さんは夏休みの終わりが見えてくる切ない季節ですが、夏休みの宿題はちゃんと終わりましたか?!ヤバい!まだー!って現役小学生の方も、学生じゃないけど自由研究って響き懐かしいなぁ〜なんて思った元小学生の方も、生物に興味がある方は是非覗いて行って下さい。素人&初挑戦なので拙いことだらけですが、標本完成に至るまでを綴っていこうと思います。

まず、ことの始まりは家の玄関の前で息絶えていたヤモリさんを見つけたところからです。自然の少ない東京でもよく見かけますね。野良猫さんにやられたのか、尻尾も切れ地面にびたーーーんと伸びていました。そのまま埋めてあげようかな、とも思ったのですが折角の御命、骨格標本という形に残させて頂こうと制作を決意し、そのまま冷凍保存となりました。

しかし、解剖も初めての初心者。いろいろ検索しながらの制作となりました。それではここから写真付きで(作業に必死であまり撮れていませんが・・・)制作過程をお伝えしていきます。

(ほんとに爬虫類の解剖画像です!苦手な方はこちらで戻るボタンを!!)

・まずは冷凍保存しておいたヤモリさんを自然解凍していきます。解ける際、変な汁とか出てきたら嫌だな〜と思って、ラップを巻いたままにしておいたのですが、特に何も出ないままカチカチからフニャフニャ状態へ。ちなみに寄生虫などは冷凍した時点でほとんど死んでしまうようです。夏場なのですぐ解けます。

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・メスの代わりに安全刃のついていないカミソリで解剖していきます。内蔵を傷つけると汚れてしまったり、臭いがキツくなると考えたため喉〜胸のあたりに刃を入れました。刃を入れた箇所からピンセットでズルズル〜と皮を剥いて行きます。ヤモリを触る時は使い捨て手袋着用です!どんな菌や寄生虫がいるかわかりませんからね。念のためにアルコール消毒液なども用意しておきます。ヤモリさん、手足の先・口回りの皮がとても剥きにくい!!そして凄まじく華奢な体つき!!ちょっと無理をすると骨が折れてしまうので、胴体が剥けたら良しとしました。なんか鯛のお刺身みたいです。

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・あらかた皮が剥けたらネットにいれて弱火で煮込んでいきます。身体がバラけてしまうかなと思いネットに入れたのですが、ここではあんまり必要無かったみたいです。

火の強さですが、私は沸騰させた状態で1時間煮込んでしまいましたが、後で調べたら60℃程の温度で煮込んだほうが良かったみたいです・・・(骨がもろくなってしまうそうです)

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・煮込んだ結果、なんだか美味しそうな感じになりました。お魚っぽいです。

ここからピンセットでお肉を取り除いていくのですが、お料理と一緒でお肉がホロホロと取れていきます。私の場合、沸騰させてしまったためか、骨までホロホロと取れてしまい、肋骨が全滅してしまいました・・・。一番かっこいいところなのに!ここでも無理してお肉を取らないように。骨の保存を第一に考えて下さい。ヤモリさん、こっち見てる。

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・で、こんな感じにほぼお肉が取れました!もうほとんど骨ですね。骨盤のフォルムが意外にかっこいいことに驚かされました。尻尾が切れてたのが残念!

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・ここからさらに綺麗にするために、入れ歯洗浄剤に1~2時間ほど浸け置きます。先程の工程で各骨格が散けてしまったので、紛失しないようネットに入れて洗浄。

パイプユニッシュなどを使う方法もあるようですが、強力すぎて小さい骨だと痛む恐れがあるとのこと、なので今回は入れ歯洗浄剤のタンパク質分解効果に頼りました。これも冷たい水よりも60℃ほどの温水のほうが効果的みたいです。200ml程のお湯の量で、洗浄剤を二つ使用しました。ぶくぶく〜

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・洗浄剤の色が綺麗です。神秘的。すこーしずつタンパク質が瓶底に沈殿してきました。

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・およそ2時間後瓶から取り出し、水ですすぎます。骨についていた余計なお肉は、歯ブラシで優しく優しくこすって落としていきます。しかし、魚の小骨ほどの華奢な骨です!!細心の注意が必要です。正直呼吸が止まりました。

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・もうお肉取れない!!となったらアセトン入りの除光液に1時間ほど浸けて脱脂していきます。

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・そして取り出します。さっきまで普通のヤモリさんだったのに・・・こんなに綺麗に骨になってしまいました。完成が見えてきました!

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・えーっと、あれがここで、これがあそこで。と調べた骨格の画像を見ながら、なるべく元の姿に近づくように骨を配置していきます。(肩甲骨など小さい骨が壊れてしまったため正確な骨格には戻せず・・・)

でもヤモリさんっぽい!?感じになりましたよね?!

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・グルーガンなどを使うようですが、手元に無かったので多用途接着剤を使い、骨格を接着していきました。

これを2週間程乾燥させれば完成です!!すぐに箱詰めなどしたい時は乾燥剤を入れてカビないように気をつけましょう。

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アセトンで脱脂した後に、漂白剤やオキシドールなどを使って骨を漂白することもできるらしいのですが、私は少し黄ばんだ骨が好みなのでこちらの手順は省きました。

試行錯誤しながら、手元にある材料で制作しましたのでこちらの手順がベストとは言えません。色々な方法があります。しかし骨格標本などに興味がある方で、自分では作れなさそう・・・と感じている方が、家にあるもので結構簡単に作れるんだ!と興味をそそるきっかけになれば幸いと思っています。

今回はヤモリさんがモデルでしたが、鳥の手羽先・大きめのお魚などなら簡単に手に入る上、美味しく頂いた後に作品を作れるのでオススメです。ただし、骨格を作るためだけに生きている生物の命を絶ってはいけませんよ!

普段なかなか構造を知れない生物の中身。この夏お子様の宿題に・大人の自由研究に【骨格標本制作】挑戦してみてはいかがでしょうか?

ヤモリさんの亡骸との出会いに感謝!

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