漫画”ホムンクルス”から学ぶ、目覚めの手術トレパネーション

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icon-lightbulb-oビックコミックスピリッツにて連載されていた山本英夫作「ホムンクルス」。主人公がトレパネーション手術を受けると、シュルレアリスムの作品に出てくる様なイメージからの人間の姿が実際に見えてしまうという漫画。読んでいると今生きてる世界が現実味を失っていきます。

 icon-desktop ホムンクルス 山本英夫 (wikipedia)

icon-arrow-circle-down 主人公 名越進

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icon-question-circle トレパネーション(頭部穿孔)とは?

頭部穿孔(とうぶせんこう)またはトレパネーションとは、頭皮を切開して頭蓋骨に穴を開ける民間療法の一種とされる。頭蓋穿孔ともいう。

この施術に於いて、通常の脳外科手術や頭骨骨折等の外科手術(急性硬膜下血腫を参照)と違う所は、特に治療を目的とした行為というよりも、神秘主義観に基く物であり、また頭骨に穴を開けた後に何等かの塞ぐ処置を行わずに頭皮を縫合する所にある。古代ギリシアで近代医療の基礎を築いたヒポクラテスも、自身の著書中で触れたとされるこの行為だが、中世から近代のヨーロッパに於いては頭痛や精神病の治療と称してこれが行われた。ただ当時は明確な根拠があったわけではなく、頭骨内にある「良くない(霊的な)モノ」を外部に出すための穴とされた模様で、当時の鑿と槌で穴を開ける様子などの絵が残されている。

なお日本や欧米の多くの国では、頭蓋骨骨折や脳外科手術といった他の明確な治療に拠らない、危険なこれら施術は違法とされているが、一部にトレパネーションに効果ありとするピート・ハルヴォーソンによる国際トレパネーション唱道会などの主張があるため、これを請け負う医者もあるとされ、現代社会にも一定数の被術者が存在する。

icon-arrow-circle-down 凡人じゃ怖くて受けられないです

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icon-angle-double-right 作中で主人公名越進が受ける手術も公式のものではなく、外科医の息子伊藤学が自分の部屋でやるものなので公的な手術ではありません。しかしこの手術は8,000年前から存在し人類史の中で最古の外科手術とも言われています。

頭に穴をあける事で脳と頭蓋骨の間の空気圧を下げ、脳の血流を急激に上昇させ普段使っていない能力を引き出すという方法です。作中では名越が右目を隠す(つむる)と、その人間の過去や現在の心象風景みたいなものが本人の形として様々な姿に見えるというものですね。

icon-arrow-circle-down 映画「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」

icon-angle-double-right この動画はホムンクルスの題材になった1998年公開の映画「A HOLE IN THE HEAD」。アメリカの90年代に起きたトレパネーションムーヴメントについてのドキュメンタリー映画です。60年だから70年代の最初のトレパネーションムーヴメントは、カウンターカルチャーの時代に「意識の覚醒」をみんなが求めたいたことはわかりやすいですよね。ドラッグじゃなく逆立ちじゃなく、「頭に穴をあけてしまおう」、と。ITAGについてやロシアにあるトレパネーション研究所の事も入ってるみたいです。

icon-arrow-circle-down 実際はこんなにデカい穴らしい

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icon-angle-double-right“人間は常に自分を変えたい”という事がキーワードであり、きっかけのような気がします。何かを変えるためにある程度のリスクを覚悟して求めているのかもしれません。「意識の覚醒」ということに貪欲であっても、臆病さも持ち合わせてなければバランスが崩れてしまうことを筆者は漫画ホムンクルスを読んで感じました。日本政府が積極的に「トレパネをやろうぜ!」って言い始めたらやるかもしれませんね。

 

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